自由な保健師ブログ

~〇〇年後あなたはどうしていますか?~

意味がないことをやってみること

 

産業保健師として働いている方々の多くが同じような悩みを抱えています

 

会社の規定やルールの中で、活動していく難しさです

f:id:takapi162:20170716120610p:plain

社員の健康増進のためにあれこれアプローチしたいと思っても、実際には会社の都合でできないことがたくさんあります

新しいことを始めること

それは会社にとってリスクだそうです

 

新しいことをやって良い結果を生むよりも

失敗してリスクをかぶることを考えたら…

今までなくて困っていなかったから…

やらないほうがいい!

 

みんなそう思いますよね

私も会社側の立場ならそう思います

 

聞いたところによると

産業保健師の特に若い世代は企業に定着しないことが多いようです

なぜなのか?

すべきことができない

どうせ無理だと思い

やりがいを失ってしまう

たてまえばかりの仕事に疲れてしまうからかなのか

非常に残念です

 

 

どんなことでも始めてみることです

自分が正しいと思い、社会規範に反していないならやるべきです

 

 

ある社員を長い間フォローしています

その方はうつ病をもっています

「あなたでよかった」

ある時、そう言われました

自分がやってきてことが

正しいかったと感じました

 

私はメンタルの相談は可能な限り時間を使います

何十分でも、連日でも、本人が希望するようであればやります

 

当初は会社や同僚の保健師に注意されました

「時間をとられて業務に支障をきたす」

「やっても意味はない」

言いたいことはよくわかっていました

 

 

やれないことを考えるのは簡単です

やれることを考えましょう

 

 

そこに意味があるかないかは

私や会社が決めることではありません

 

 

困っている本人です